放課後等デイサービスハピリなの花 活動支援プログラム

事業所理念

みんなのために みんなでつくる みんなのまち

支援方針

広義の意味で、まちに住む全ての人が、まちの課題を自分事として捉え、
まち全体がネットワークとして機能することを目指します。


このことを踏まえ、当事業所がまちの中に存在する意味は、事業所完結型の福祉サービス構築ではなく、
必要とする人に適切な福祉サービスを届けることと、
福祉サービスのみでは解決できない課題に対して地域で助け合うことができる仕組みづくりと、
地域発展の一助を担うことです。

児童の療育においては、空間や時間、仲間の3間を共有し、みんなが仲良く過ごす中で「生きる力」を育みます。
環境に起因する社会的な障壁を最小限にし、かつ個人の能力を最大限に引き出していくことで、
「なりたい自分」を実現することができるよう共に歩みます。

児童だけでなく療育者も同様、苦楽を共にし、向き合い、相互関係の中でみんなが一緒になって成長できる居場所づくりに努めます。

支援内容

本人支援

健康・生活

・障がいに対して偏った見方ではなく、キャラクターも含め、全体像として個性を捉えるよう努めます。

・毎日の健康管理と必要な対応を行います。小さなサインを見落とさないように、観察を行います。

・来所および降所時の身支度が自力でできるよう、構造的な分かりやすさなどを配慮します。

・朝の会や活動、昼食、睡眠、おやつなど、集団生活における生活の流れが身につくよう、
生活の流れを示したり、構造的に行動を促したりしながら支援を行います。

・食事、排泄、更衣、整容などの日常生活動作が身につくよう支援します。
動作方法の指導を行うと同時に、1人ひとりの能力に応じた環境の調整を行い、能力が最大限に発揮できるよう支援します。

運動・感覚

・ダイナミックに体をつかった遊びを通して、筋力や柔軟性の向上を図ります。
また、四肢および体幹の協調した動きを指導し、効率のよい体の使い方が身につくよう支援します。

・様々な遊びを通して反射(保護伸展反応や立ち直り反射)を誘発し、バランスの向上を図ります。

・握る、ちぎる、丸める等の手先を使った遊びを通して、手の基本動作や巧緻動作の獲得と、道具の操作能力向上を図ります。
必要に応じて自助具の活用も提案します。

・様々な感覚情報(視覚、聴覚、体性感覚など)から必要な情報を選択、かつ統合し、適切な運動を引き出すことができるよう支援します。

・感覚の過敏性や鈍麻性のある児童に対しては、感覚量を調整できる環境の調整や、支援グッズの活用を提案します。

認知・行動

・知覚、注意、記憶、判断、言語の認知過程の循環を調整し、正しく学習できるよう支援します。
そのために必要な、環境づくりや関わり方にも配慮します。

・目に見えない他者の気持ちなどを、イメージすることができるようイラストなどを用いて支援します。

・ライフステージに応じた心理発達を考慮し、1人ひとりの個性に寄り添った支援を行います。

言語・コミュニケーション

・言語的コミュニケーションの能力向上を図ります。他者に伝わるコミュニケーションとして、
語彙力の向上、主語や述語の必要性、論点の整理について、個々の課題に応じて指導します。

・非言語的コミュニケーションとして、身振りを取り入れることやイラストや文章などの活用を提案します。
表出するだけでなく理解面についても、1人ひとりの能力に応じた理解しやすい方法を検討し、相互のやりとりが成立するよう支援します。
必要に応じて、読み書きの支援も行います。

人間関係・社会性

・空間や時間、仲間の3間を共有し、共に過ごしながら他者を思いやる気持ちを育みます。

・児童や支援者に対して、なんでも相談でき、安心した関わりを持つことができる関係を築きます。

・支援者が仲介したり、モデルとして示したりしながら、他者交流と学習の機会を設けます。

・集団活動や、社会参加の機会を通して、社会のルールやモラルを学ぶことができるよう支援します。

・他者交流の機会を通して、お互いが心地良い距離感や言葉、態度で関わることができるよう支援します。

家族支援

・連絡帳を通じて、また送迎時に、積極的に保護者様に情報を提供するよう努めます。

・必要に応じて、面談や参観の場を設けたり、支援者会議の開催を提案したりしながら相談援助を行います。

移行支援

・学校や学童クラブ、医療機関や他事業所など、関係機関と情報交換を行い、
必要に応じて支援者会議を行い、包括的に支援を行います。

地域支援・地域連携

・地域イベントの参加促進、地域住民との交流の機会を設けます。

・商業施設、公共施設などを利用し、地域の中での活動や地域交流の機会を設けます。

職員の質の向上

・毎月、事業所の全体ミーティングを行い、事業内容や環境整備について検討します。

・毎月、事業所内で研修を行います。

・必要に応じて外部研修に参加し、内部への伝達講習も行います。

・3ヶ月毎に、身体拘束適正化委員会および虐待防止委員会を開催します。

主な行事等

・上記の5領域を支援する機会や場面づくりとして、日々、多種多様な活動を企画し、取り入れています。

・運動や遊戯、工作、音楽、調理、散歩を中心に、その他、行事や外出、園芸、菜園などを行っています。
行事としては、お誕生日会やお疲れ様会、クリスマスなどの季節の行事を行っています。

・保護者懇談の機会を設け、ペアレントトレーニングやピアサポートの場づくりに努めます。

作成日:2025年3月5日